









【静岡市|久能山東照宮協力】世界初・徳川家康公の甲冑「金陀美具足」を鋳物で再現したペーパーウェイトを新発売
静岡の鋳物産業の発展に尽力して130年。栗田産業(KURITA)は、創業の地である静岡にゆかりの深い「徳川家康公」の文化財保護に貢献すべく、家康公が着用したとされる甲冑「金陀美具足(きんだみぐそく)」を鋳物で再現。ペーパーウェイトとして販売します。
※売上金額の3割を「久能山東照宮」へと寄付いたします。
本体は純度100%の錫(すず)を使用。鋳物職人により、一つひとつ手作業で鋳造しました。細部を再現するため、その原型はかなり複雑な型構造に。美しく転写させるため、錫の注ぎ込みの温度を幾度となく調整。試行錯誤のうえ、ようやく完成しました。
最大の特徴である金色については、本物の「金陀美具足(きんだみぐそく)」に施されている、金泥と透き漆による金溜め塗りを再現すべく、今回は「金メッキ」と「縁付金箔」、2種類の工法を用いています。
*縁付金箔とは
400年以上前から行われている金箔の製造技術のひとつ。その技術のすばらしさから、世界文化遺産に登録されています。久能山東照宮の補修にも使われている金箔というご縁もあり、今回金沢の金箔職人のみなさまに依頼しました。
<徳川家康公の甲冑「金陀美具足」とは>
NHK大河ドラマ「どうする家康」で、徳川家康役の松本潤さんが着用したことでもその名が知られることになった「金陀美具足(きんだみぐそく)」。静岡市駿河区にある「久能山東照宮博物館」には、国の重要文化財として、本物の「金陀美具足」が所蔵されています。
「金陀美具足」とは19歳の家康が1560年、桶狭間の戦いの前哨戦で身に着けたとされる鎧。表面全体が"金溜塗り"と呼ばれる金箔押であしらわれているのが特徴です。
「久能山東照宮」は徳川家康公を御祭神としており、「久能山東照宮博物館」には徳川家康公が使用した茶道具・文房具といった身の回りの道具から、徳川歴代将軍の武器・武具など、2000点以上の宝物が収蔵されています。そのなかでも甲冑は、初代家康公から15代慶喜公まで、歴代将軍すべてのものを完備。その総数は今回再現された「金陀美具足」も含め、63領にものぼります。
<「久能山東照宮」と徳川家康、鋳物の歴史>
静岡にはかつて「鋳物師町」という町名があったほど、鋳物と縁のある地。一節によると、徳川家康公お抱えの鋳物師である山田七郎座衛門と弟・六郎座衛門は、各合戦に同行していたといわれており、このふたりを中心として、静岡(当時は「駿府」)の鋳物づくりは栄えたといえます。「久能山東照宮」には、この駿府の鋳物師によって江戸時代につくられた鋳物製の「天水鉢」(防火用水槽)も現存。ときを経て、この歴史を垣間見ることができます。
<本商品にかける想い>
この徳川家康公の甲冑「金陀美具足」を再現するにあたっては「久能山東照宮」の協力を得て実現しました。
「久能山東照宮」の宮司・姫岡氏からは、国宝の社殿をはじめ、久能山東照宮が所蔵する文化財の管理・維持には、莫大な労力や費用がかかるという話を伺い、今回の再現を通じ、徳川家康公ゆかりの地の鋳物屋として、大切な日本の文化財の伝承に少しでも貢献できたらと考えております。
本商品の売上金額の3割は「久能山東照宮」へと寄付。久能山東照宮が所蔵する文化財の保護へと役立てていただく予定です。
【ご購入前にご確認下さい】
・当商品は一つひとつ手作業で作られている為、色合いや表面の状態の個体差(凸凹、シワ、微細な穴など)が御座いますが不良ではありませんのでご了承下さい。
・落下などにより変形、金箔の剥離などの恐れがあります。
また怪我に繋がる恐れがありますので取扱いには十分お気を付け下さい。
・事故に繋がる恐れがありますので小さなお子様の手の届かない様、お気をつけ下さい。
・引っかいたり、先のとがった物で衝撃を与えると金箔の剥がれの原因になりますのでお気をつけ下さい。
材質:錫 表面:縁付金箔
重量:約500ℊ
大きさ:高さ105㎜ 奥行45㎜ 幅48㎜
※重量・大きさ共に個体差が御座います。